ペット可のアパート・コンドミニアム特集(セブ島)

はじめに

セブ島での暮らしを考えたとき、「ペットも一緒に引っ越したい」という方は少なくありません。
しかし、セブ島のアパートやコンドミニアムはすべてがペット可ではなく、物件によっては犬や猫の飼育が禁止されていたり、「小型犬1匹まで」「猫のみ可」など条件が細かく定められていることもあります。

特にコンドミニアムでは管理組合の規約が厳しく、契約後に飼育制限を知ってしまうケースも。
一方で、敷地内に緑地があり、散歩や遊び場が確保されているペットフレンドリーな物件も増えてきています。

本記事では、セブ島でペットと快適に暮らせるアパート・コンドミニアムをエリア別に詳しく紹介します。さらに、契約前に知っておきたい注意点や、近隣の動物病院・ペットサービス情報もあわせてまとめています。
ペットとのセブ島生活を安心してスタートできるよう、ぜひ参考にしてください。


セブ島のペット可物件を探すときの注意点

セブ島では、ペット可と表示されていても物件ごとにルールや条件が大きく異なります。契約後のトラブルを避けるためにも、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。


1. 飼育可能なペットの種類・サイズ・頭数

多くのコンドミニアムでは、小型犬や猫は比較的許可されやすいですが、大型犬や複数匹の飼育は制限される場合が多いです。
たとえば「体重10kg未満」「猫は2匹まで」などの細かい条件が契約書や管理規約に記載されています。


2. 追加デポジット・クリーニング費用

ペット可物件では、通常の保証金に加えてペットデポジット(1〜2か月分の家賃相当)を求められることがあります。
また、退去時にペットによる汚れや傷がある場合は、追加クリーニング費用が発生する可能性もあります。


3. 周辺環境と散歩スペース

物件内や周辺に安全に散歩できるスペースがあるかも重要です。
車通りが多いエリアや歩道が狭い場所では、散歩が難しいこともあります。近くに公園や海辺、緑地があると理想的です。


4. 獣医クリニック・ペットショップのアクセス

急な体調不良に備え、徒歩圏または車で短時間で行ける動物病院があるかをチェックしましょう。
また、ペットフードや用品を扱うスーパーや専門店へのアクセスも、日常生活に大きく関わります。


5. 契約書で確認すべき条項

  • ペット飼育に関する特約

  • 騒音・臭い・抜け毛に関するルール

  • 規約違反時の罰則(退去命令や罰金など)

口頭で「大丈夫」と言われても、必ず契約書に記載されているか確認しましょう。


エリア別おすすめペット可アパート・コンドミニアム(セブ島)

1. ITパーク周辺

セブ島で人気のビジネス街・ITパークは、外国人向けのモダンなコンドミニアムが多く、ペット可物件も比較的見つけやすいエリアです。

Avida Towers Cebu

  • 家賃目安:1BR 25,000〜35,000ペソ/月

  • 特徴:管理体制がしっかりしており、24時間セキュリティ。敷地内に小規模なガーデンあり。

  • ペット条件:小型犬または猫1匹まで可。体重制限あり(〜10kg)。

Asia Premier Residences

  • 家賃目安:1BR 30,000〜40,000ペソ/月

  • 特徴:ITパーク内の好立地。外国人長期滞在者に人気。

  • ペット条件:犬・猫ともに可(小型犬推奨)。要事前申請。


2. ラホグ(Lahug)

自然も多く、山側に向かう落ち着いた住宅エリア。比較的広めの部屋が多く、ペット飼育に適した環境です。

Mivesa Garden Residences

  • 家賃目安:1BR 20,000〜28,000ペソ/月

  • 特徴:広い中庭と緑の多い敷地。駐車場・プール・ジム完備。

  • ペット条件:小型犬・猫可。中型犬は要相談。

Marco Polo Residences

  • 家賃目安:1BR 40,000〜55,000ペソ/月

  • 特徴:高台からの絶景。高級志向でセキュリティ・設備充実。

  • ペット条件:小型犬・猫1〜2匹可。敷地内ガーデン利用可能。


3. バニラッド(Banilad)

外国人向け住宅地として有名で、広い庭付き物件やタウンハウスも多いエリア。

Maria Luisa Park(戸建・タウンハウス)

  • 家賃目安:3BR戸建 90,000〜150,000ペソ/月

  • 特徴:広大な敷地と緑豊かな環境。大型犬も飼育可能。

  • ペット条件:犬・猫問わず可。数匹飼育も可能(要事前承認)。

One Oasis Cebu

  • 家賃目安:1BR 23,000〜30,000ペソ/月

  • 特徴:緑が多く静かな環境。共用施設も充実。

  • ペット条件:小型犬・猫可。


4. マクタン島(Lapu-Lapu City)

ビーチリゾートに近く、海沿い散歩も可能なエリア。ペット連れリゾート暮らしに最適。

Amisa Private Residences

  • 家賃目安:1BR 35,000〜45,000ペソ/月

  • 特徴:オーシャンビュー、プライベートビーチアクセス。

  • ペット条件:小型犬・猫可。敷地内での散歩OK。

Saekyung Village

  • 家賃目安:2BR 18,000〜25,000ペソ/月

  • 特徴:比較的リーズナブルな家賃。敷地が広く、ペット遊び場あり。

  • ペット条件:犬・猫ともに可。


5. マンダウエ(Mandaue City)

交通アクセスが良く、セブ市・マクタン島の中間に位置するエリア。

Midori Residences

  • 家賃目安:1BR 20,000〜27,000ペソ/月

  • 特徴:コンパクトな間取りで単身者向け。

  • ペット条件:小型犬・猫可。

The Midpoint Residences

  • 家賃目安:1BR 22,000〜29,000ペソ/月

  • 特徴:交通の便が良く、家具付き物件も多い。

  • ペット条件:犬・猫可。ペット規約が明確で安心。


ペットと快適に暮らすためのポイント

ペット可物件に住めても、日々の生活環境やマナー次第で快適さは大きく変わります。セブ島でペットと安心して暮らすための工夫をまとめました。


1. 室内の清潔とニオイ対策

熱帯気候のセブ島では湿気が多く、ペットのニオイがこもりやすい環境です。

  • こまめな換気と掃除機がけ

  • 空気清浄機や脱臭フィルターの使用

  • ペット用ベッドやマットの定期洗濯
    を習慣化すると、清潔な空間を保てます。


2. 騒音への配慮

集合住宅では、犬の吠え声や走り回る音が隣室に響くことがあります。

  • 吠え癖のしつけ

  • 厚手のラグや防音マットの使用

  • 夜間や早朝の運動を避ける
    など、周囲への配慮が重要です。


3. 健康管理と定期チェック

定期的なワクチン接種やフィラリア予防は必須です。
セブ市内には国際基準の動物病院も増えており、英語で対応可能な獣医もいます。
緊急時に備え、24時間対応の病院を事前に調べておきましょう。


4. 適度な運動と外出

  • 朝や夕方の涼しい時間帯に散歩

  • 海辺や公園での軽い運動

  • ペット用カートやキャリーを活用してショッピングモールへ(ペット可モールのみ)

運動不足はストレスや肥満の原因になるため、環境に合わせた外出計画が必要です。


5. ペット用品の入手先

セブ島ではAyala Center CebuやSM City Cebuのペットショップ、LazadaやShopeeなどのECサイトでペット用品を購入できます。
海外製のフードやグルーミング用品も比較的手に入りやすい環境です。


セブ島のペット関連サービス

セブ島には、ペットとの生活をサポートするサービスが年々充実しています。動物病院からペットホテル、グルーミングサロンまで、代表的な施設やサービスをまとめました。


1. 動物病院(Veterinary Clinics)

緊急時にすぐ駆け込める病院を把握しておくと安心です。英語対応可能な獣医も多く、外国人飼い主でも安心して利用できます。

  • Animal Wellness Veterinary Clinic(セブ市)
    住所:Banilad, Cebu City
    特徴:予防接種・一般診療・ペットパスポート発行対応

  • Mandaue City Veterinary Clinic(マンダウエ市)
    特徴:大型犬対応可、緊急診療あり

  • PetLink Veterinary Clinic(ラプラプ市)
    特徴:国際基準の設備、輸出入検査対応


2. ペットホテル & シッター

旅行や出張の際に便利なサービス。エアコン完備や24時間スタッフ常駐の施設もあります。

  • Pawprints Pet Boarding(セブ市)
    特徴:小型犬・猫向け個室、冷房・監視カメラあり

  • Petstation Hotel & Grooming(マクタン島)
    特徴:短期〜長期滞在対応、送迎サービスあり


3. ペットグルーミング(トリミング)

毛のカットやシャンプーだけでなく、爪切り・耳掃除・歯磨きなどもセットで行うサービスが多いです。

  • FurStation Grooming(セブ市)
    特徴:予約制、犬猫両方対応

  • Bark Avenue Grooming(マンダウエ市)
    特徴:グルーミング+ペットホテル併設


4. ペット用品ショップ

フードやおもちゃ、ケア用品などは、モール内やオンラインで手に入ります。

  • Ayala Center Cebu内「Pet Express」

  • SM City Cebu内「Dog & Cat Depot」

  • Lazada / Shopee(オンライン通販)


まとめ

セブ島でペット可のアパートやコンドミニアムを探す際は、
**「ペット飼育条件」「追加費用」「周辺環境」**の3つを必ず確認することが大切です。
特にコンドミニアムは管理規約が厳しく、契約後に大型犬や複数匹飼育が認められないケースもあります。

本記事で紹介したように、ITパークやラホグ、バニラッド、マクタン島、マンダウエなどエリアによって物件の傾向が異なります。
生活スタイルやペットの種類に合ったエリアを選ぶことで、ストレスの少ない暮らしが可能になります。

さらに、動物病院やグルーミング、ペットホテルなどの関連サービスもセブ島内で年々充実しており、安心してペットとの生活を送れる環境が整いつつあります。

ペットは家族の一員です。
契約前の確認を怠らず、快適な住まいと周辺環境を整えて、セブ島での暮らしを愛犬・愛猫とともに思い切り楽しみましょう。


よくある質問(FAQ):セブ島のペット可アパート・コンドミニアム

Q1. 「ペット可」と「条件付きペット可」は何が違いますか?

「ペット可」は原則として飼育が認められます。「条件付きペット可」は体重・サイズ・頭数・種類(犬のみ/猫のみ)などの制限があり、事前承認が必須です。必ず管理規約と賃貸契約の両方で条件を確認してください。

Q2. 追加費用(デポジットや清掃費用)はかかりますか?

かかる場合が多いです。一般的にペットデポジット(家賃1〜2か月分相当)や、退去時の追加クリーニング費が設定されることがあります。金額と返金条件を契約前に明記してもらいましょう。

Q3. 大型犬は住めますか?

コンドミニアムでは制限されがちです。一戸建てやタウンハウス、郊外の物件では柔軟なケースもあります。体重上限・犬種制限の有無を必ず確認し、書面で許可を取りましょう。

Q4. 騒音対策は必要ですか?

集合住宅では重要です。しつけに加え、厚手ラグや防音マットの利用、深夜・早朝の走り回りを避けるなどの配慮を求められることがあります。違反は警告や罰金につながる場合があります。

Q5. 必要書類はありますか?

一般的にワクチン接種記録、最新の健康証明書、マイクロチップ情報などが求められることがあります。物件ごとに要件が異なるため、管理側のチェックリストを事前に確認してください。

Q6. ペットの頭数制限はありますか?

あります。多くの物件で1〜2匹までなどの上限が設定されています。多頭飼いを希望する場合は、事前承認と追加デポジットが必要になることがあります。

Q7. 退去時に注意することは?

壁や床の傷・臭い・抜け毛などの原状回復範囲が争点になりがちです。入居時に状態を写真で記録し、退去前にプロのクリーニングを手配するとトラブルを減らせます。

Q8. 散歩や運動はどこでできますか?

敷地内ガーデンや周辺の公園、海沿いの遊歩道などが一般的です。物件によっては共用部での歩行ルール(リード必須・エレベーターの利用制限等)があります。

Q9. ペットの一時預かりやホテルはありますか?

あります。ペットホテル・シッター・デイケアの選択肢が増えています。繁忙期は混雑するため、ワクチン証明の提出と併せて早めの予約がおすすめです。

Q10. 家具付き物件でも問題なく暮らせますか?

可能ですが、家具の破損や汚れに対する補償範囲がデポジットから差し引かれることがあります。爪とぎ対策・ソファカバー・トイレトレイなどで予防してください。

Q11. ペットと一緒に引っ越す際の手続きは?

航空会社の最新ペット輸送規定(機内/貨物・サイズ/ケージ要件・季節制限)と、入国・移動に関する最新の検疫・必要書類を事前に確認しましょう。発行日数に余裕を持つのが安全です。

Q12. 動物病院やグルーミングは近くにありますか?

主要エリア(ITパーク、ラホグ、バニラッド、マクタン、マンダウエ)に獣医クリニック・グルーミングがあります。24時間対応の有無、英語対応、救急時のルートを入居前に確認しましょう。

Q13. オンラインでペット用品は買えますか?

買えます。モール内のペットショップに加え、EC(Lazada / Shopeeなど)でフード・砂・医療消耗品の入手が可能です。定期購入で在庫切れを防ぐと安心です。

Q14. 短期滞在(1〜3か月)でもペット可物件は借りられますか?

物件次第です。短期賃貸は管理側の承認追加デポジットが必要なことが多く、清掃費の前払いを求められる場合もあります。募集要項に「short-term + pet friendly」の明記があるか確認しましょう。

Q15. 申し込みから入居までの基本フローは?
  1. 物件確認:ペット条件・費用・規約を入手
  2. 書面承認:ペット種類・体重・頭数を申告し承認取得
  3. 契約・支払い:家賃・デポジット・ペットデポジット
  4. 入居準備:しつけ用品・防臭対策・家具保護
  5. 入居後:騒音・共用部マナー遵守、定期清掃と健康管理

※本FAQは一般的なガイドです。最終条件は各物件の管理規約と賃貸契約書が優先されます。必ず最新情報を現地の管理・オーナーにご確認ください。

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