目次
- 英検リーディング対策:時間内に解くコツ- はじめに
- 時間配分の目安を決めておく
- 設問を先に読んでから本文を読む
- スキミングとスキャニングを使い分ける
- 難しい問題に固執しない
- 選択肢の消去法を徹底する
- 日常学習でスピードを鍛える方法
- 試験直前の実践アドバイス
- まとめ
- よくある質問(FAQs)
- 英検リーディングで時間が足りなくなる主な原因は?
- 各パートの時間配分の目安は?
- 本文と設問、どちらを先に読むべき?
- スキミングとスキャニングはどう使い分ける?
- 難しい問題に出会ったらどうする?
- 消去法を速く回すコツは?
- 未知語が多いときの対応は?
- 語彙を効率よく増やす方法は?
- 日頃の練習で必ずやるべきことは?
- 見直し時間では何を優先する?
- 試験直前のルーティンは?
- 読解スピードを上げつつ正確さを落とさないコツは?
 
英検リーディング対策:時間内に解くコツ
はじめに
英検のリーディングパートは、単語力や読解力だけでなく「時間配分力」も大きく問われるセクションです。文章量が多く、1問1問にじっくり取り組んでいると、最後まで解き切れないこともあります。特に準1級や2級では、スピードと正確さの両立が求められます。
この記事では、英検リーディングを時間内に解き切るための具体的なコツや学習法を紹介します。時間不足に悩む受験者が、限られた試験時間の中で最大限の実力を発揮できるようになるヒントをまとめました。
時間配分の目安を決めておく
リーディング問題は、どの級でも「時間配分の意識」が合否を左右します。文章を読むスピードだけでなく、各パートにどれくらい時間をかけるかを事前に決めておくことで、焦りを防ぎ、安定した得点を狙えます。
たとえば準1級・2級の場合、次のような配分を目安にするとバランスが取れます。
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語彙・短文穴埋め問題:10分以内 
- 
長文読解(中〜長文):1題あたり7〜10分 
- 
見直し時間:3〜5分 
最初の語彙問題でリズムを作り、長文では「1題にかける上限時間」を意識することがポイントです。もし時間を超えそうになったら、迷っても仮マークして先へ進む勇気を持ちましょう。最後に全体を見直す時間を確保できると、ケアレスミスを防げます。
設問を先に読んでから本文を読む
多くの受験者が本文から読み始めますが、効率的に解くためには設問を先に読むのが鉄則です。先に設問を確認しておくことで、読むべきポイントや探す情報の種類を明確にできます。
設問を読むときは、次の点を意識しましょう。
- 
何について問われているか(理由・目的・筆者の意見など) 
- 
本文のどの部分に出てきそうか(序盤・中盤・結論などを予測) 
- 
キーワードとなる単語をメモ(人名・数字・接続詞など) 
こうして「目的を持って本文を読む」ことで、無駄な読み返しが減り、理解スピードが格段に上がります。特に時間制限の厳しい英検では、設問先読み → 本文読みの順番が習慣化できるかどうかが得点力を左右します。
スキミングとスキャニングを使い分ける
リーディングを時間内に終わらせるためには、すべての文を丁寧に読むのではなく、読み方を使い分ける技術が必要です。その代表が「スキミング」と「スキャニング」です。
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スキミング(skimming):文章全体の要旨をつかむために、ざっと読み流す。タイトル・冒頭・各段落の最初の文を中心に読むと効果的。 
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スキャニング(scanning):設問に関係する特定の情報やキーワードを探す読み方。人名・数字・日付・固有名詞などを目印にする。 
たとえば「筆者の意見は?」と問われたらスキミングで全体の流れをつかみ、「いつ起きた出来事か?」と問われたらスキャニングで具体的な数字や時間を探します。
この2つを意識的に切り替えることで、読むスピードと正答率の両方がアップします。
難しい問題に固執しない
英検リーディングで時間が足りなくなる大きな原因は、1問に時間をかけすぎることです。特に長文の難問に引っかかると、残りの問題に手が回らなくなってしまいます。
わからない問題に出会ったら、まずは仮の答えをマークして次へ進むことが鉄則です。あとで時間が余れば戻って見直せばOKです。
また、配点はすべての問題でほぼ同じなので、1問に何分もかけるのは非効率です。重要なのは「全体を通してできるだけ多くの問題に回答すること」。
つまり、完璧よりもスピード重視の戦略が合格への近道です。時間管理を意識しながら、「わからない問題は後回し」の姿勢を徹底しましょう。
選択肢の消去法を徹底する
英検リーディングでは、迷ったときこそ消去法が力を発揮します。時間を節約しながら正答率を上げるには、明らかに誤りのある選択肢を素早く除外していくことがポイントです。
次のような特徴がある選択肢は、間違いの可能性が高いです。
- 
本文の内容と真逆のことを言っている 
- 
数字・時制・主語などが本文と一致していない 
- 
“always”“never”など、極端な表現を使っている 
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本文にまったく言及がない(推測しすぎ) 
このように消去法を使うと、迷っても最終的に2択まで絞れることが多くなります。2択なら正答率は50%。感覚ではなく根拠をもって削る練習を積むことで、時間短縮と安定した得点を両立できます。
日常学習でスピードを鍛える方法
リーディングスピードは、試験直前に急に上がるものではありません。日頃の学習の中で、**「読む速さ」と「理解の精度」**を両立させる練習を積み重ねることが大切です。
次のようなトレーニングを習慣にすると効果的です。
- 
過去問を時間を計って解く(ストップウォッチで測定) 
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1日1記事、英語ニュースや記事を5分で要約する練習 
- 
解き終わった後にタイムを記録し、改善を可視化 
- 
語彙のインプットを毎日少しずつ続ける 
特に「時間を測る」習慣は必須です。限られた時間で集中する感覚を体に染み込ませておくと、本番でも焦らずにペースを維持できます。
スピードを意識した練習を継続することで、読解のテンポ感とリズムが自然に身につき、結果として時間内に解き切る力が強化されます。
試験直前の実践アドバイス
本番では緊張や時間への焦りから、普段の実力を出し切れない受験者も多いです。直前の行動と心構えを整えておくことで、落ち着いてリーディングを進めることができます。
次のポイントを意識して試験に臨みましょう。
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試験開始直後に全体の構成をざっと確認する 
 → どのパートにどれくらい時間を使うかを再確認。
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語彙問題からテンポよくスタートする 
 → 序盤でリズムを作ると、長文にも集中しやすくなる。
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最後の5分は必ずマーク確認に使う 
 → ケアレスミスや未マークを防ぐための最重要ステップ。
また、試験中に「時間が足りない」と感じても焦らず、これまで練習してきた順番とペースを守ることが大切です。いつも通りの流れを崩さないことが、実力を最大限に発揮する秘訣です。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			