OET 150〜200語に収める削り方 文章を短くする技術【完全ガイド】

はじめに

OET Writingでは150〜200語という厳格な語数制限があります。多くの看護師受験者が直面する最大の問題の一つが、Case Notesをすべて書こうとして語数オーバーになることです。

OETは「長く書く試験」ではありません。むしろ不要な情報を削り、必要な情報だけを簡潔に伝える能力が評価されます。医療現場でも同じで、忙しい医師や専門医に対しては、要点だけをまとめた紹介状や退院サマリーが求められます。

そのためOET Writingでは、次の能力が重要になります。

  • 不要な情報を削る力
  • 文章を短くする技術
  • 要点だけを伝える医療英語
  • 150〜200語に収める構成力

この記事では、OET Writingで150〜200語に収めるための削り方を体系的に解説します。実際のOET受験者がよくやってしまう失敗例とともに、文章を短くする具体的なテクニックを紹介します。


なぜOET Writingでは語数オーバーが起きるのか

まず、なぜ多くの受験者が150〜200語を超えてしまうのでしょうか。

主な原因は次の4つです。

  • Case notesをすべて書こうとする
  • 文章が冗長
  • 同じ情報を繰り返している
  • 医療英語を簡潔にまとめられていない

OETではCase notesのすべてを書く必要はありません。むしろ不要な情報を書くと減点対象になります。

例えば次のCase notesがあったとします。

  • Age: 72
  • Widowed
  • Lives alone
  • Type 2 diabetes
  • Hypertension
  • Admitted with chest pain
  • ECG normal
  • Discharged today

この中で紹介状に必要な情報は限られています。

例えばGPに紹介する場合なら、

  • Age
  • Diagnosis
  • Relevant history
  • Reason for referral

だけで十分です。

つまりOET Writingでは

書く技術より削る技術の方が重要

と言えます。


OET Writingの理想語数

OETの公式ルールでは次の語数が指定されています。

  • Minimum:150 words
  • Maximum:200 words

しかし実際の高得点答案は、

160〜180語

に収まっているケースが多いです。

理由はシンプルで、

  • 150語ギリギリ → 情報不足
  • 200語ギリギリ → 冗長になりやすい

だからです。

理想は次の構成です。

  • Opening paragraph:30〜40語
  • Medical history:40〜60語
  • Current situation:40〜60語
  • Closing request:20〜30語

この構成で書くと、自然に<strong170語前後になります。


削る技術① 不要な背景情報を削る

多くの受験者は背景情報を書きすぎます。

悪い例

Mr Smith is a 72-year-old widowed man who lives alone in a small apartment and used to work as a mechanic before retiring ten years ago.

この文章は長すぎます。

改善例

Mr Smith is a 72-year-old man who lives alone.

OETでは職業や細かい生活背景は通常不要です。

必要なのは次のような情報です。

  • age
  • relevant social factors
  • major medical conditions

それ以外は削ることができます。


削る技術② 重複表現を削る

同じ意味を繰り返す表現も語数を増やす原因になります。

悪い例

He was admitted to the hospital because he had chest pain and he complained of chest discomfort.

この文章では

  • chest pain
  • chest discomfort

が重複しています。

改善例

He was admitted with chest pain.

これだけで十分です。


削る技術③ 長い表現を短い医療英語に変える

OETでは医療英語を使うことで文章を短くできます。

Before:

He has a medical history of high blood pressure.

After:

He has hypertension.

さらに短くすることも可能です。

He has a history of hypertension.

医療用語は語数削減に非常に有効です。


削る技術④ 不要な接続詞を減らす

接続詞が多いと文章が長くなります。

悪い例

He was admitted to hospital because he experienced severe chest pain and therefore he required further investigation.

改善例

He was admitted with severe chest pain requiring further investigation.

このように<strong分詞構文を使うと語数を削減できます。


削る技術⑤ 時系列をまとめる

Case notesには多くの時系列情報があります。

悪い例

On 10 March he visited the clinic. On 12 March he developed a fever. On 14 March he returned with worsening symptoms.

改善例

He visited the clinic on 10 March and returned on 14 March with worsening symptoms and fever.

このようにまとめることで語数を削減できます。


削る技術⑥ 箇条書き情報を1文にまとめる

Case notesには複数の症状が並んでいます。

Case notes

  • cough
  • fever
  • shortness of breath

悪い例

He presented with cough. He also had fever. In addition, he complained of shortness of breath.

改善例

He presented with cough, fever and shortness of breath.

この方法だけでも<strong20〜30語削減できます。


削る技術⑦ 不要な丁寧表現を削る

OETでは丁寧すぎる文章は不要です。

悪い例

I would be very grateful if you could kindly review this patient and provide further management.

改善例

Please review this patient and provide further management.

医療文書は簡潔さが重要です。


削る技術⑧ 受動態を減らす

受動態は文章が長くなる傾向があります。

悪い例

The patient was admitted to the hospital due to the fact that chest pain was experienced.

改善例

The patient was admitted with chest pain.

これだけで語数が大幅に減ります。


削る技術⑨ 同じ意味の副詞を削る

副詞も削減対象になります。

悪い例

He suddenly and unexpectedly developed severe chest pain.

改善例

He developed severe chest pain.

医療文書では副詞はほとんど不要です。


削る技術⑩ 最後に必ず語数調整する

OET Writingでは最後に語数調整を行います。

おすすめの手順は次の通りです。

  • 最初は自由に書く
  • 語数確認
  • 不要文削除
  • 長文を短文化
  • 重複削除

この作業で<strong30〜40語削減できることもあります。


語数を減らすチェックリスト

答案を書いた後は次のチェックを行いましょう。

  • Case notesを書きすぎていないか
  • 同じ意味の表現がないか
  • 長い表現がないか
  • 不要な背景情報がないか
  • 副詞が多すぎないか

このチェックをするだけで、語数を大幅に削減できます。


まとめ

OET Writingで150〜200語に収めるためには、<strong削る技術が不可欠です。

重要なポイントをまとめると次の通りです。

  • 不要なCase notesを書かない
  • 重複表現を削る
  • 医療英語で短文化する
  • 症状をまとめる
  • 副詞や背景情報を削る

OET Writingは<strong長い文章を書く試験ではありません。

むしろ、

必要な情報だけを簡潔に伝える医療コミュニケーション能力

が評価されます。

削る技術を身につければ、150〜200語に自然に収まり、<strongB〜A評価を狙える答案を書くことができます。

FAQs(よくある質問)

OET Writingは必ず150〜200語に収めないといけませんか?

はい。OET Writingでは150〜200語という語数制限があります。150語未満の場合は情報不足と判断される可能性があり、200語を大きく超えると不要な情報を書いていると評価されることがあります。ただし、数語程度の超過で即減点になるわけではありません。理想は160〜180語程度に収めることです。

Case notesの内容はすべて書く必要がありますか?

いいえ。Case notesのすべてを書く必要はありません。OETでは関連性の高い情報だけを選んで書く能力が評価されます。例えば、紹介状であれば「紹介理由」「重要な病歴」「現在の状態」「必要なフォローアップ」などが重要です。関係のない背景情報は省略して問題ありません。

語数オーバーになりやすい原因は何ですか?

多くの場合、以下のような理由で語数が増えてしまいます。

  • Case notesの情報をすべて書いてしまう
  • 同じ意味の表現を繰り返している
  • 不要な背景情報を書いている
  • 長い表現を使っている
  • 丁寧すぎる文章を書いている

OETでは簡潔さ(Conciseness)が重要です。不要な情報は思い切って削ることが大切です。

語数を減らす一番簡単な方法は何ですか?

最も効果的なのは複数の症状や情報を1文にまとめることです。例えば、

He had cough. He had fever. He complained of shortness of breath.

このように3文に分けるのではなく、

He presented with cough, fever and shortness of breath.

とまとめることで、語数を大きく減らすことができます。

語数が150語に届かない場合はどうすればよいですか?

150語未満の場合は、以下の情報を追加すると自然に語数を増やすことができます。

  • 現在の症状の詳細
  • 重要な既往歴
  • 現在の治療内容
  • 紹介の目的や依頼内容

ただし、Case notesに書かれていない情報を想像で追加するのは避けましょう。

丁寧な表現を書くほど評価は高くなりますか?

必ずしもそうではありません。OETでは<strong丁寧さよりも明確さと簡潔さが重視されます。例えば、

I would be very grateful if you could kindly review this patient.

よりも、

Please review this patient.

の方が医療文書として自然で読みやすい場合があります。

語数調整はいつ行うべきですか?

語数調整は<strong最後の5分程度で行うのがおすすめです。まずは必要な情報をすべて書き、その後に以下を確認します。

  • 不要な背景情報を削る
  • 重複表現を削る
  • 長い文章を短くする
  • 症状をまとめる

この作業だけでも20〜30語程度削減できることがあります。

OET Writingで高得点を取るための語数の目安はありますか?

高得点答案の多くは<strong160〜180語に収まっています。この範囲であれば、必要な情報をしっかり書きながらも、冗長にならないバランスの良い文章になります。

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