2025/06/15
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ChatGPTでIELTS Writing(ライティング) Task 1を攻略!
グラフ・表・地図・プロセス図の説明方法と練習法【日本語解説付き】
はじめに
IELTS Writing Task 1(アカデミック)は、グラフ・表・地図・プロセス図などの「視覚情報」を、正確かつ論理的な英語で説明する力が問われます。日本人学習者にとっては、この「英語での客観的な説明表現」がなかなか難しく、苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか。
そんな中、今注目されているのが ChatGPTを使ったTask 1対策 です。AIの力を借りることで、苦手な表現の型を覚えたり、自分の回答を客観的に添削・改善したりと、従来の独学では難しかった「フィードバック付きトレーニング」が自宅でも可能になりました。
この記事では、グラフ(棒グラフ・折れ線グラフ)・表・地図・プロセス図 の4大問題タイプそれぞれにおける説明のポイントと、ChatGPTを使った効果的な練習法を日本語でわかりやすく解説します。
これからIELTSを受験する方、Writing Task 1のスコアを確実に伸ばしたい方、そして「ChatGPTを本格的に活用してみたい!」という方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
IELTS Writing(ライティング) Task 1とは?
IELTS(アイエルツ)アカデミックモジュールのWritingセクションは、「Task 1」と「Task 2」の2つで構成されており、Task 1では視覚情報(図や表など)を150語以上で英語説明する力が求められます。
主に出題されるのは以下の4タイプです:
-
グラフ(棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフなど)
-
表(テーブル形式)
-
地図(施設や地域の変化)
-
プロセス図(手順や流れ)
出題形式の特徴
Task 1は「意見」や「自分の体験」を書くのではなく、客観的・事実ベースの要約・記述が求められる点がTask 2との大きな違いです。
たとえば以下のような指示が出ます:
“Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.”
つまり、すべての情報をダラダラと書くのではなく、「主要な特徴」を読み取り、「比較」や「傾向」を整理して書く必要があります。
評価基準(バンドスコア)も明確に定義されている
IELTS Writing Task 1は以下の4項目でバランスよく評価されます:
評価項目 |
内容 |
Task Achievement |
指示にきちんと従って情報をまとめているか |
Coherence and Cohesion |
文や段落のつながり・構成の明瞭さ |
Lexical Resource |
語彙の多様性・正確性 |
Grammatical Range and Accuracy |
文法の幅と正確さ |
高得点を狙うには、「単に英語が書ける」だけでなく、構成力・語彙力・表現の幅が求められる、意外と奥の深いパートなのです。
日本人がWriting(ライティング) Task 1を苦手とする理由
IELTS Writing Task 1は一見すると、「視覚情報を説明するだけだから簡単そう」と思われがちですが、実際には多くの日本人学習者が苦戦するパートです。その理由は主に以下の3つに集約されます。
① 英語で「客観的な説明」をする経験が少ない
日本の英語教育では、感想文や意見文を書く機会はあっても、数値や図表を英語で論理的に記述する訓練はほとんどありません。
そのため、次のような典型的な表現に慣れておらず、言いたいことを英語で表現できないまま時間切れ…というケースが多発します。
例:
-
The number of A increased gradually from 2000 to 2010.
-
There was a sharp decline in B after 2015.
-
In contrast, the percentage of C remained stable throughout the period.
② 構成(パラグラフ構成)を理解していない
Task 1では、「導入 → 概要 → 詳細説明1 → 詳細説明2」のパラグラフ構成が基本ですが、日本人学習者の多くはこの型を知らないまま、いきなり書き始めてしまいます。
その結果:
-
書いているうちに内容がブレてしまう
-
データを羅列するだけで全体像がつかめない
-
段落のつながりが不自然になる
といったミスにつながり、スコアが伸び悩みます。
③ 語彙と文法が単調でスコアを落とす
グラフや表の説明には、「上昇・下降・変化の程度」などを多様な語彙で表現する力が求められます。
しかし実際には、”increase” や “go up” など同じ単語を何度も繰り返してしまう学習者が非常に多く、Lexical Resource(語彙力)で評価を落としてしまうケースが目立ちます。
また、文法も単調になりがちで、受動態や分詞構文などのバリエーションを使いこなせていないと、Grammatical Range and Accuracy のスコアも伸びにくくなります。
だからこそ、ChatGPTの力が役に立つ
こうした「英語での表現力」「構成力」「語彙と文法の幅」を補うのに、ChatGPTは非常に有効なツールです。
次章では、ChatGPTで何ができるのか?どこまで対策できるのか? を具体的にご紹介していきます。
ChatGPTでできること(概要)
ChatGPTは、IELTS Writing Task 1の対策において**「先生+添削者+英語コーチ」**のような役割を果たしてくれる、非常に心強いパートナーです。ここでは、ChatGPTを使って具体的にどんなことができるのかを整理して紹介します。
① 模擬問題を出してもらえる
ChatGPTに「IELTS Writing Task 1のグラフ問題を出して」と頼めば、過去問風の問題を自動生成してくれます。
しかも、グラフの種類(棒グラフ・折れ線グラフ・表・地図・プロセス図など)を指定することもでき、自分の苦手なタイプに絞って練習が可能です。
例:
“Please give me an IELTS Academic Writing Task 1 question based on a line graph.”
② 自分の英作文を添削してもらえる
作成した英作文をChatGPTに貼り付けて、「改善点を教えて」とお願いすれば、構成・語彙・文法・内容のバランスをチェックしてくれるほか、より良い表現に書き換えたサンプルも提示してくれます。
例:
“Here is my IELTS Task 1 answer. Could you check it and suggest improvements?”
③ 模範解答を提示してもらえる
問題文を与えれば、ChatGPTはバンドスコア7.0〜8.0レベルの模範解答を英語で生成してくれます。
これにより、自分の答案と模範解答を比較し、表現・構成・語彙などを客観的に学ぶことができます。
例:
“Please write a band 7.5 sample answer for the following IELTS Task 1 question.”
④ よく使われる表現・語彙を学べる
「上昇・下降・安定・急激な変化」などの典型表現・類義語リストをリクエストすれば、非常に実用的な語彙集を提示してくれます。
特に「increase」ばかり使ってしまう人にとっては語彙のバリエーションを増やす大きな助けになります。
例:
“Give me 10 alternative expressions for ‘increase’ that can be used in IELTS Task 1.”
⑤ 書いた英文を「より自然な表現」に言い換えてくれる
表現そのものが不自然でなくても、「より自然な英語」「ネイティブらしい表現」にブラッシュアップしてもらうことも可能です。
これは高スコアを狙う上で非常に有効です。
例:
“Rewrite the following sentence to sound more natural in IELTS Task 1 writing.”
✅ ポイントまとめ
活用目的 |
ChatGPTでできること |
苦手タイプ対策 |
タイプ別模擬問題の出題 |
表現力UP |
類義語・典型表現の提供 |
実力チェック |
自作文の添削・改善案 |
模範比較 |
バンドスコア別サンプル出力 |
英語力強化 |
より自然な言い換え練習 |
【タイプ別】説明のコツとChatGPT活用法
IELTS Writing Task 1では、出題形式に応じて表現や構成の工夫が必要です。ここでは主要4タイプそれぞれに対し、頻出傾向・説明のポイント・ChatGPTの使い方を詳しく解説します。
① グラフ(棒グラフ・折れ線グラフ)
説明のコツ:
-
時間の流れ(年ごとの変化)やグループ間の比較に着目
-
「どの数値が高い/低い」「どんな変化傾向か」を述べる
-
語彙のバリエーション(increase, rise, surge, drop, fall, decline など)が重要
ChatGPT活用法:
-
「棒グラフ or 折れ線グラフ形式の模擬問題を出して」と依頼
-
回答後、「この文章の構成と語彙を改善して」と添削依頼
-
「increaseの類義語を教えて」など語彙強化も有効
プロンプト例:
“Give me a bar chart-based IELTS Task 1 question and a band 7.5 model answer.”
“Rewrite my paragraph using more advanced vocabulary and structures.”
② 表(テーブル形式)
説明のコツ:
ChatGPT活用法:
プロンプト例:
“Please generate a table-based IELTS Task 1 question about international tourism.”
“Suggest improvements to make my paragraph more cohesive and informative.”
③ 地図(Map)
説明のコツ:
-
**Before/After型(何年の変化)**の変化を時系列で説明
-
「Aの場所がBに変わった」「公園が駐車場になった」など、位置や変化を客観的に記述
-
方角(north, south, etc.)や位置関係(next to, across from, adjacent to など)を活用
ChatGPT活用法:
プロンプト例:
“Create a map comparison IELTS Task 1 question showing changes between 2000 and 2020.”
“Make my paragraph more descriptive and accurate in terms of location.”
④ プロセス図(Process Diagram)
説明のコツ:
-
手順・工程の流れを、現在形または受動態で説明
-
「始まりと終わり」を明確にし、各ステップを論理的につなげる
-
順序表現(first, then, after that, finally など)と因果関係(as a result, which leads to など)を活用
ChatGPT活用法:
プロンプト例:
“Please give me a process diagram IELTS Task 1 question about coffee production.”
“Improve my process description using better linking words and passive voice.”
実践プロンプト例(出題→回答→改善指示)
このセクションでは、実際にChatGPTとやり取りする際のプロンプト例を紹介します。
英語が苦手な人でも始められるよう、英語プロンプト+日本語訳+使い方のポイントをセットで解説します。
STEP 1:模擬問題を出してもらう
英語プロンプト:
“Please give me an IELTS Writing Task 1 question based on a bar chart about smartphone usage in 5 countries.”
日本語訳:
「5か国のスマホ使用に関する棒グラフをもとにした、IELTS Writing Task 1の問題を出してください」
ポイント:
STEP 2:模範解答を表示してもらう
英語プロンプト:
“Could you write a Band 7.5 sample answer for this question?”
日本語訳:
「この問題に対するバンドスコア7.5の模範解答を書いてください」
ポイント:
-
自分の答案を書く前に、正しい表現例を学べる
-
模範解答を構成や語彙の参考に使える
STEP 3:自分の答案を添削してもらう
英語プロンプト:
“Here is my answer. Could you check it and suggest improvements?”
日本語訳:
「これが私の回答です。チェックして改善点を教えてください」
ポイント:
STEP 4:より自然な表現に書き換えてもらう
英語プロンプト:
“Please rewrite my paragraph using more natural expressions suitable for IELTS Task 1.”
日本語訳:
「このパラグラフを、IELTS Task 1にふさわしい、より自然な表現で書き直してください」
ポイント:
STEP 5:頻出語彙や言い換え表現を聞く
英語プロンプト:
“Give me 10 alternative words for ‘increase’ that are suitable for IELTS academic writing.”
日本語訳:
「IELTSアカデミックライティングで使える ‘increase’ の言い換え表現を10個教えてください」
ポイント:
応用TIP:
ChatGPTに以下のような依頼をすると、より精度の高い学習が可能です:
-
「バンド6.0レベルの回答例も見せて → どこが足りないか比較できる」
-
「特定の文だけをチェックして → 文法や語順に特化した改善ができる」
-
「あなたはIELTSの試験官として対応してください → 評価基準に即した添削が可能」
ChatGPTを使う際の注意点と限界
ChatGPTはIELTS Writing Task 1の対策に非常に便利なツールですが、万能ではありません。
正しく使えば強力な学習パートナーになりますが、使い方を誤ると誤情報や非効率な学習につながることもあります。
以下に、ChatGPTを使う上での主な注意点と限界をまとめました。
⚠️ ① 内容の正確性にはバラつきがある
ChatGPTはあくまで言語モデルであり、実際のIELTS試験問題や採点基準と100%一致しているわけではありません。
ときには不自然な語順や、IELTSらしくない構成の回答を出すこともあるため、常に「参考程度」として見る姿勢が大切です。
✅ 対策:書いた英文をそのまま鵜呑みにせず、自分でも構成や表現を見直すクセをつける
⚠️ ② 添削内容が曖昧な場合もある
ChatGPTの添削は概ね丁寧ですが、ときに「もっと自然に」といった抽象的なアドバイスだけで終わってしまうこともあります。
この場合、「どの文をどう変えるべきか?」をさらに深掘りして質問することが効果的です。
✅ 対策:曖昧な返答が来たときは、具体的な例文・書き直しをリクエストする
例:“Please rewrite the sentence more formally using passive voice.”
⚠️ ③ グラフや図の画像は読み取れない
現在のChatGPTは、図表・グラフ・地図などの画像情報を直接読み取ることはできません(Proユーザー向けのGPT-4ビジュアル機能を除く)。
そのため、問題文や数値データはテキストで入力する必要があります。
✅ 対策:問題文や表の内容を文字で要約して入力する
例:「2020年にAが100、Bが50、2021年にAが120、Bが40」など
⚠️ ④ IELTSスコアの正確な予測はできない
ChatGPTはバンドスコアの「目安」は提示できますが、本番の採点とは異なる基準で判断しているため、実際のスコアとは差が出ることがあります。
あくまで「バンド〇〇相当の回答例」を参考にし、自分の力を過信しないようにしましょう。
✅ 対策:最終的な実力チェックには、公式模試や講師の指導を併用するのがベスト
⚠️ ⑤ 学習者側の「目的意識」が必要
ChatGPTは言われたことはこなしてくれますが、あなたの弱点を自動で見つけて、重点的に鍛えてくれるわけではありません。
何を練習したいのか、どこに困っているのかを自分で把握し、目的を持ってプロンプトを工夫する必要があります。
✅ 対策:「自分がどこで点を落としているか?」を明確にした上でプロンプトを設計する
✅ AIを「ツール」として、賢く使おう
ChatGPTは人間の代わりになるものではありません。
でも、「24時間使えるフィードバック付き英作文練習相手」としてはこれ以上ないほど便利な存在です。
正しく使えば、独学では得られなかった気づきや表現の幅を大きく広げてくれます。
まとめ:AIを味方にすればTask 1は怖くない!
IELTS Writing Task 1は、「視覚情報を英語で論理的に説明する」という、日本人にとってはやや馴染みのないタイプの課題です。
しかし、ChatGPTという強力なツールを使えば、模擬問題の生成・模範解答の取得・自分の文章の添削・語彙強化・表現改善といった練習が、自宅で・自分のペースで・いつでも無料で実践できます。
大切なのは、ChatGPTを**「自分専用のIELTSトレーナー」**として活用する意識です。
AIは完璧な採点官ではありませんが、あなたの弱点を洗い出し、反復練習の相手になり、表現の幅を広げる「成長の加速装置」になってくれます。
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まとめ:AIを味方にすればTask 1は怖くない!でも、最短でスコアを伸ばすなら…
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