IELTSライティング対策 文法でよくあるミスと修正法

はじめに

IELTSライティングでは、アイデアや語彙力の豊富さに加えて、文法の正確さ(accuracy) が採点基準の大きな部分を占めています。実際に多くの受験者は、内容面ではある程度書けていても、基本的な文法ミスが原因でスコアが伸び悩むケースが少なくありません。特に Task 2 のエッセイでは長文を書くため、主語と動詞の一致や時制の混乱、冠詞の誤用などが積み重なり、評価を下げる要因となります。

このページでは、IELTSライティングで受験者がよく犯す代表的な文法ミスを整理し、正しい使い方と修正方法を例文とともに解説します。基本をしっかり押さえることで、文法の減点を防ぎ、より高いバンドスコアに近づくことができます。


主語と動詞の一致 (Subject-Verb Agreement)

IELTSライティングで最も頻繁に見られる文法ミスのひとつが、主語と動詞の数の不一致です。英語では、主語が単数か複数かによって動詞の形が変わるため、このルールを無視するとすぐに減点対象となります。

よくある間違い例

  • People likes to travel abroad.

  • The number of students are increasing every year.

修正例

  • People like to travel abroad.

  • The number of students is increasing every year.

ポイント

  1. 単数・複数を意識する

    • He runs fast.(単数)

    • They run fast.(複数)

  2. the number of と a number of の違い

    • The number of students is increasing.(主語は「数」=単数)

    • A number of students are studying abroad.(主語は「学生たち」=複数)

  3. 集合名詞に注意

    • The team is winning the game.(チーム全体を1つの単位として見る場合 → 単数)

    • The team are arguing among themselves.(メンバー個々を強調する場合 → 複数)

IELTS対策のコツ

  • ライティングで文を組み立てる前に、主語を単数・複数どちらで扱うのか明確に決める

  • 「主語が長くなった場合」でも、動詞の数は主語の核(core noun)に一致させること。

この基本を押さえるだけで、文章全体の正確さが格段に上がり、Grammatical Accuracyの評価が安定します。


冠詞の誤用 (Articles: a, an, the)

英語の冠詞はIELTS受験者にとって最もやっかいなポイントのひとつです。母語に冠詞の概念がない場合、特に間違えやすく、減点されやすい部分です。

よくある間違い例

  • The pollution is big problem.

  • She wants to be an teacher.

  • I visited a Philippines last year.

修正例

  • Pollution is a big problem.

  • She wants to be a teacher.

  • I visited the Philippines last year.

ポイント

  1. a / an は単数可算名詞に使う

    • a car, a student, an apple

    • 発音が母音で始まる場合 → an apple, an hour

  2. the は「特定のもの」を指すときに使う

    • the sun, the government, the internet

    • すでに文中で言及した名詞や、誰もがわかる唯一の対象に用いる。

  3. 無冠詞で使う場合

    • 不可算名詞:Pollution is a serious issue.(❌The pollution ではない)

    • 固有名詞:I live in Cebu.(❌the Cebu ではない)

    • 複数一般名詞:Cars are expensive.

IELTS対策のコツ

  • 書いた文を見直すときに、「冠詞が本当に必要か?」「the で特定すべきか?」を意識して確認する。

  • 不可算名詞(information, advice, pollution など)には a を付けないことを習慣にする。

冠詞の誤りは非常に目立ちやすく、採点官に「基礎文法力が不足している」と判断されがちです。正しい使い方を身につければ、簡単に回避できる減点ポイントになります。


時制の混乱 (Tense Consistency)

IELTSライティングでは、時制を正しく使い分けること が非常に重要です。過去の出来事を現在形で書いたり、未来のことを過去形で表現したりすると、採点官に「論理が不明確」「基礎文法の理解不足」と判断され、スコアダウンにつながります。

よくある間違い例

  • In the past, people use bicycles more often.

  • Nowadays, students studied English in many countries.

  • If this trend continues, people live healthier lives.

修正例

  • In the past, people used bicycles more often.

  • Nowadays, students study English in many countries.

  • If this trend continues, people will live healthier lives.

ポイント

  1. 過去のことは過去形

    • In 1990, the population increased rapidly.

  2. 現在の習慣や事実は現在形

    • Nowadays, many people use smartphones daily.

  3. 未来の予測は will / be going to

    • In the future, more people will work remotely.

  4. 過去から現在までの継続は現在完了形 (have + p.p.)

    • The number of users has increased over the last decade.

  5. if節の時制に注意

    • If I have time, I will study more.(正しい未来表現)

    • If I will have time, I study more.(誤り)

IELTS対策のコツ

  • エッセイを書くときに「この文は過去・現在・未来のどれを表しているのか?」を必ず意識する。

  • 特に Task 1 (Academic) のグラフ描写では、「過去データ → 過去形」「予測データ → 未来形」と切り替えを徹底する。

時制のミスは採点官にすぐ伝わり、文章全体の信頼性を下げます。一貫性(consistency)を保つことが文法スコア向上のカギです。


単数・複数の誤り (Plural Forms)

英語では名詞の 単数形と複数形の区別 が厳密に求められます。IELTSライティングでは、基本的な複数形のミスでも容赦なく減点対象になるため注意が必要です。

よくある間違い例

  • Many student attend the lecture.

  • There are several problem in the city.

  • People has different opinion about this issue.

修正例

  • Many students attend the lecture.

  • There are several problems in the city.

  • People have different opinions about this issue.

ポイント

  1. 可算名詞は複数形にする

    • one problem → two problems

    • a student → many students

  2. 不可算名詞には複数形をつけない

    • informations, advices, knowledges

    • information, advice, knowledge

  3. 不規則な複数形に注意

    • child → children

    • man → men / woman → women

    • tooth → teeth

  4. 集合名詞の扱い

    • people はすでに複数扱い → ❌ peoples(※「民族」の場合のみ peoples あり)

    • data は形式上は複数だが、学術文では単数扱いも可 (The data is reliable.)。

IELTS対策のコツ

  • ライティング後に 名詞+数の一致 をチェックする習慣をつける。

  • 特に many, several, a few などの数量詞が出てきたら、名詞が複数形になっているか確認する。

単複の誤りは一見小さなミスですが、文法の正確性を疑われる典型的な要素です。意識して防ぐだけでスコアアップにつながります。


前置詞の誤用 (Prepositions)

前置詞はIELTSライティングで頻繁に間違えやすい要素です。前置詞は意味が似ているものが多く、母語からの直訳で使うと誤用になりやすいため注意が必要です。

よくある間違い例

  • She is married with a doctor.

  • We discussed about the problem.

  • He is good in playing basketball.

修正例

  • She is married to a doctor.

  • We discussed the problem.

  • He is good at playing basketball.

ポイント

  1. コロケーションを覚える

    • interested in, depend on, responsible for

    • IELTSでよく出るトピックに関連したコロケーションを暗記すると効果的。

  2. 不要な前置詞を使わない

    • discuss about → ✅ discuss

    • mention about → ✅ mention

  3. in / at / on の混同に注意

    • in the morning, at night, on Monday

    • at school, in the classroom

  4. 形容詞と前置詞の組み合わせ

    • famous for, similar to, afraid of, capable of

IELTS対策のコツ

  • ライティングでは、使い慣れたコロケーションを活用することで、前置詞ミスを減らせる。

  • 不安な場合は「シンプルで確実な表現」を選ぶのが安全。

前置詞の誤用は細かいエラーに見えますが、頻発すると Grammatical Accuracy の評価を大きく下げる要因 となります。


接続詞の誤用 (Linking Words)

IELTSライティングでは、接続詞を正しく使って論理をつなぐことが重要です。しかし、誤った接続詞の使用因果関係の不一致 はよくあるミスで、文章の流れを不自然にしてしまいます。

よくある間違い例

  • He studied hard, because he failed the exam.

  • I like reading books, but also watching movies.

  • Although it was raining, but we went outside.

修正例

  • He studied hard because he had failed the exam.

  • I like reading books and also watching movies.

  • Although it was raining, we went outside.

ポイント

  1. 接続詞の意味を理解して選ぶ

    • because, since → 原因・理由

    • therefore, thus → 結果

    • although, even though → 逆接

  2. 重複使用を避ける

    • Although ~ but → ✅ Although ~

    • Because ~ so → ✅ Because ~

  3. 等位接続詞と従属接続詞を区別する

    • 等位接続詞 (and, but, or, so) → 文と文を同じレベルでつなぐ

    • 従属接続詞 (because, although, if, while) → 主節に従属する形で接続

IELTS対策のコツ

  • 無理に難しい接続詞を使う必要はありません。正確にシンプルに使えることが高評価につながる

  • ライティング後の見直しで「接続詞が2重になっていないか」「因果関係が正しく表現されているか」を確認しましょう。

接続詞の誤用は、アイデアは良くても「論理的に不明確」と判断される原因になります。自然で正確なつなぎ方を意識することがバンドスコア向上のカギです。


長すぎる文 (Run-on Sentences)

IELTSライティングでは、文をつなぎすぎて区切らない ことで「読みづらい」「文法的に誤り」とみなされるケースがよくあります。これを ランオンセンテンス (run-on sentence) と呼びます。

よくある間違い例

  • Many people go to cities they want better jobs they want better lives.

  • Technology is developing fast it changes the way we live and it makes life easier.

修正例

  • Many people go to cities because they want better jobs and better lives.

  • Technology is developing fast. It changes the way we live, and it makes life easier.

ポイント

  1. 1文にアイデアは1つ

    • 長文に詰め込みすぎない。

  2. 接続詞や句読点を正しく使う

    • because, so, and, while, although を活用して論理的に区切る。

  3. ピリオドで区切る勇気を持つ

    • 英語では短く明確な文を複数書いた方が評価されやすい。

  4. Task 2 では特に注意

    • 複雑なアイデアを伝えたいときほど run-on sentence になりやすい。

IELTS対策のコツ

  • 書いた後に「1文が長すぎないか?」をチェックし、2つ以上のアイデアを含む場合は分割する。

  • バンド7以上を目指す場合も、「複雑で正確な文」を意識することが大切であり、「長い文=高評価」ではない。

文を適切に区切ることで、明確で読みやすいエッセイ になり、採点官に好印象を与えられます。


修飾語の位置 (Misplaced Modifiers)

IELTSライティングで時々見られるのが、修飾語の位置がずれて意味が変わってしまうミスです。修飾語が正しく配置されていないと、文章が不自然になったり、誤解を招いたりします。

よくある間違い例

  • He almost wrote 100 essays last month.
    → 「彼は先月、ほとんど書きかけただけ(結局書かなかった)」

  • Students who study English quickly improve.
    → 「英語を勉強している学生が素早く改善する(曖昧)」

修正例

  • He wrote almost 100 essays last month.
    → 「彼は先月、ほとんど100本のエッセイを書いた」

  • Students who study English improve quickly.
    → 「英語を学ぶ学生はすぐに上達する」

ポイント

  1. 副詞の位置に注意

    • only, almost, just, even などは置き場所で意味が変わる。

    • 例:Only she passed the exam.(彼女だけが合格した)
          She only passed the exam.(彼女は合格しただけだ)

  2. 関係詞節の曖昧さを避ける

    • The man who was driving the car that crashed was injured.
      → 修飾対象がどれか分かりにくくなるため、必要なら文を分ける。

  3. 長い修飾語はできるだけ近くに置く

    • 誤:She served sandwiches to the children on paper plates.

    • 正:She served sandwiches on paper plates to the children.

IELTS対策のコツ

  • 書いた文を読み返し、「修飾語がどの語を説明しているか」確認する。

  • 意味が2通りに取れる文は減点されやすいため、曖昧さを排除する意識を持つこと。

修飾語の位置を誤ると、内容そのものが誤解されるリスクがあります。明確で誤解のない表現は、高得点エッセイの必須条件です。


仮定法の誤り (Conditionals)

IELTSライティングでは、条件文 (if-clauses) を用いて原因や結果を述べる場面が多くあります。しかし、if節での時制の誤りや will の誤用は受験者によく見られる典型的なミスです。

よくある間違い例

  • If I will have time, I study more.

  • If people would recycle more, the environment improves.

  • If he studied harder, he will pass the exam.

修正例

  • If I have time, I will study more.(現実的な未来 → 未来形は主節のみ)

  • If people recycled more, the environment would improve.(非現実的な仮定 → 過去形+would)

  • If he had studied harder, he would have passed the exam.(過去の事実に反する仮定 → 過去完了+would have)

ポイント

  1. ゼロ条件文 (普遍的事実)

    • If you heat water to 100°C, it boils.

  2. 第一条件文 (現実的な未来)

    • If it rains tomorrow, we will stay at home.

  3. 第二条件文 (非現実的な現在・未来)

    • If I were rich, I would travel the world.

  4. 第三条件文 (過去の事実に反する仮定)

    • If she had studied, she would have passed the test.

IELTS対策のコツ

  • 条件文は Task 2 で頻出(環境・教育・テクノロジーのトピックなど)。

  • if節に will は基本使わない(ただし強調的な場合を除く)。

  • 書いた後に「この仮定は現実的か、非現実的か、過去か?」を整理して確認する。

仮定法を正しく使えると、論理的で高度な表現が可能になり、バンド7以上を狙ううえで大きな武器になります。


句読点の誤用 (Punctuation)

IELTSライティングでは、句読点の誤りは細かいミスに見えますが、頻発すると文章の構造が不明確になり、採点官の理解を妨げてしまいます。特にコンマ (comma) の誤用や並列構造の乱れは減点の対象となります。

よくある間違い例

  • Governments should invest in education, health care, and provide jobs.

  • The chart shows the trend of population growth, it is increasing rapidly.

  • Some people think technology is beneficial others believe it is harmful.

修正例

  • Governments should invest in education, health care, and job creation.(並列構造を統一)

  • The chart shows the trend of population growth. It is increasing rapidly.(ピリオドで分割)

  • Some people think technology is beneficial, while others believe it is harmful.(接続詞を追加)

ポイント

  1. カンマスプライス (comma splice) を避ける

    • It was raining, we stayed home.

    • It was raining, so we stayed home. / It was raining. We stayed home.

  2. 並列構造を統一する

    • 例:improving healthcare, providing education, and creating jobs

    • 形がバラバラになると文法エラー扱いになる。

  3. 接続詞を活用する

    • 無理にコンマでつなぐのではなく、and, but, while, because を正しく使う。

  4. Task 1 の数値説明では特に注意

    • 誤:The number increased from 20,000, to 40,000, in 2010.

    • 正:The number increased from 20,000 to 40,000 in 2010.(不要なコンマを省く)

IELTS対策のコツ

  • 文をつなぎすぎない。ピリオドでシンプルに区切るのが安全。

  • 並列表現を書くときは、動詞・名詞などの品詞をそろえる。

  • 書いた後に「コンマを入れすぎていないか?」「不自然に文がつながっていないか?」を確認する。

句読点を正しく使うことで、文章がクリアで論理的に伝わりやすくなり、Grammatical Accuracy のスコアも安定します。


まとめ

IELTSライティングでは、内容や語彙だけでなく 文法の正確さ (Grammatical Accuracy) がスコアに直結します。特に以下のようなミスは、多くの受験者が繰り返しやすいものです。

  • 主語と動詞の一致

  • 冠詞の誤用

  • 時制の混乱

  • 単数・複数の誤り

  • 前置詞の誤用

  • 接続詞の誤用

  • 長すぎる文 (Run-on sentences)

  • 修飾語の位置の誤り

  • 仮定法の誤り

  • 句読点の誤用

これらは一見すると小さなミスですが、積み重なることで大きな減点要素となります。逆に言えば、基本的な文法ルールを守るだけで確実にスコアを伸ばせるということです。

文法ミスを減らすための学習法

  1. 自分のミスをリスト化し、繰り返し修正練習を行う。

  2. 模範解答を分析し、正しい文法パターンを吸収する。

  3. ライティング後の見直しで「主語と動詞」「時制」「冠詞」「複数形」を重点的に確認する。

  4. 文法チェックツールや添削サービスを活用し、自分では気づけないエラーを客観的に把握する。


文法を完璧にする必要はありませんが、ミスを最小限に抑えることがバンドスコアを上げる最短ルートです。基礎を徹底して守ることで、より論理的で読みやすいエッセイが書けるようになり、IELTSライティングでの高得点につながります。


IELTSライティングの文法はどれくらいスコアに影響しますか?

採点基準「Grammatical Range and Accuracy」の一部として評価され、文法エラーの頻度・深刻度・種類がスコアに直結します。軽微なミスが散発する程度なら高バンドも可能ですが、体系的な誤り(冠詞・時制・一致など)が繰り返されると大きく減点されます。

よくある文法ミスのトップは?

主語と動詞の一致、冠詞、時制の不一致、単複の取り違え、前置詞、接続詞の誤用、ランオン、修飾語の位置、仮定法、句読点です。まずはこの10項目を重点対策しましょう。

冠詞(a / an / the)が苦手。最短の改善手順は?

  1. 名詞を「可算・不可算」で仕分ける(advice, informationは不可算)。
  2. 単数可算=必ず a/an を付ける。
  3. 既出・特定の対象=the を使う。
  4. 迷ったら無冠詞(複数・不可算の一般論)を検討。

時制の一貫性を保つコツは?

各段落で「今・過去・未来」を明示し、文ごとに「時間ラベル」を心の中で付けてから書きます。Task 1 は過去データ=過去形、予測=未来形、長期トレンド=現在完了の使い分けを徹底します。

主語と動詞の一致で迷ったら?

  • The number of A は単数扱い(is)。A number of A は複数扱い(are)。
  • 長い主語でも「核名詞」に合わせる。
  • 集合名詞は意味で単複を決める(全体=単数、個々=複数)。

前置詞の誤用を減らす方法は?

コロケーション単位で暗記します(interested in, responsible for, married to)。不要な前置詞(discuss about など)はリスト化して使用を避けます。

ランオンセンテンスを避けるチェックは?

「1文1アイデア」を原則に、独立節が2つ以上並んだら接続詞・セミコロン・ピリオドで区切る。迷ったらピリオドで安全に分けましょう。

修飾語(副詞・関係節)の位置を安定させるには?

only, almost, even, just などは修飾対象の直前/直後に置く。関係節は距離を空けない。曖昧なら文を二つに分けて明確化します。

仮定法(if文)の基本ルールは?

  • 第一条件:If + 現在形, will + 動詞。
  • 第二条件:If + 過去形, would + 動詞原形。
  • 第三条件:If + 過去完了, would have + p.p.
  • 原則として if節に will は置かない。

句読点と並列のミスをどう直す?

カンマで独立節をつながない(カンマスプライス回避)。並列要素は品詞・形をそろえる(例:improving…, providing…, creating…)。

文法を強化しつつ語彙の幅も示すには?

基本構文を正確に書いたうえで、限定的に高難度構文(分詞構文、関係代名詞、倒置など)を投入。正確性を最優先し、無理な複雑化は避けます。

自己校正の最短チェックリストは?

  1. 主語—動詞の一致(核名詞を特定)。
  2. 冠詞(a/an/the/無冠詞)。
  3. 時制(段落内の一貫性)。
  4. 単複・不可算名詞。
  5. 前置詞・接続詞(重複・誤用)。
  6. 句読点(カンマスプライス)。

AIで文法チェックする際の注意点は?

提案は鵜呑みにせず、根拠とパターンをメモ化。スタイル変更(言い換え)と文法修正を区別し、意味が変わっていないか原文と照合します。

短時間で精度を上げる練習メニューは?

  • 5分間「冠詞のみ」チェック。
  • 5分間「時制のみ」チェック。
  • 5分間「主語—動詞一致のみ」チェック。
  • 週1回、誤りログをカテゴリ別に集計して弱点を特定。

Task 1 と Task 2、文法の優先度は変えるべき?

Task 1 は数値・時制・前置詞の正確さが重要、Task 2 は論理展開を支える接続詞・仮定法・修飾の明確さが重要。タスク特性に合わせてチェック項目の比重を変えます。

文法ミスを減らすテンプレは使うべき?

有効ですが、テンプレ過多は不自然になりがち。導入・結論の骨格テンプレ+本文はトピックに即した自作文で、正確性と多様性の両立を図ります。

どのレベルから「複雑な構文」に挑戦すべき?

まずは単文の正確性→等位・従属を使った複文→分詞構文・関係代名詞・名詞節と段階を踏む。誤り率が上がるなら難度を一段下げて精度を取りに行きます。

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