英検リスニングにおすすめのアプリ5選

はじめに

英検のリスニングは、「単語は知っているのに聞き取れない」「スピードが速すぎて内容が頭に入らない」と感じる人が多いパートです。実際、英検の得点アップには「英語の音に慣れる時間」をどれだけ確保できるかが大きく関係しています。

そこで効果的なのが、スマホで気軽に使えるリスニングアプリ。通学中やちょっとしたスキマ時間にも英語を聞く習慣を作れるため、自然にリスニング力が上がります。

この記事では、英検5級から1級まで対応できるおすすめアプリを5つ厳選して紹介します。公式対策から無料の海外アプリまで、それぞれの特徴を比較しながら、自分に合った学び方を見つけましょう。

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)

リスニング力を総合的に鍛えたい人におすすめの定番アプリ。ドラマ仕立ての会話形式で、自然なスピードの英語を楽しく学べます。登場人物の会話を聞きながらスクリプトを確認できるため、「音」と「意味」をリンクさせて理解する練習に最適です。

また、英検のリスニング問題に似た日常会話表現が多く登場するため、実践的なリスニング力が身につきます。文法・単語の復習機能もあるので、1つのアプリで総合学習が可能です。

おすすめポイント:

  • ドラマ仕立てで飽きずに続けられる

  • 聞き取り・ディクテーション・シャドーイングに対応

  • スクリプト付きで復習がしやすい

  • 英検準2級〜2級レベルに特に効果的

英検公式スタディギア for EIKEN

英検協会が公式に提供している学習アプリで、最も信頼できる英検対策ツールのひとつです。リスニングだけでなく、リーディング・ライティング・スピーキングを網羅しており、英検受験者の総合練習に最適です。

特にリスニング機能では、実際の試験形式に沿った問題を繰り返し練習できるのが特徴。問題ごとに音声を再生し、スクリプトや日本語訳を確認しながら復習することで、本番に近い形でトレーニングできます。

さらに、苦手分野を自動で分析し、個別の弱点克服プランを提示してくれるのも魅力。効率的にスコアを上げたい人におすすめです。

おすすめポイント:

  • 英検公式アプリで信頼性が高い

  • 実際の試験と同形式のリスニング問題

  • 苦手分野を自動分析してくれる

  • 無料版でも基礎練習が可能(有料プランで全機能解放)

BBC Learning English

世界中の英語学習者から支持される無料アプリ。BBC(英国放送協会)が提供しており、ニュースやドラマ、会話レッスンなど多彩な音声教材を通じて“生きた英語”に触れられます。

英検準1級〜1級レベルの受験者に特におすすめで、ナチュラルスピードのイギリス英語に慣れるのに最適。日常会話だけでなく、社会問題・文化・テクノロジーなど幅広いトピックを扱っているため、リスニングだけでなく語彙力や背景知識の強化にもつながります。

音声にはスクリプトやクイズも付いているため、復習もしやすく、無料とは思えないほど充実した内容です。

おすすめポイント:

  • イギリス英語のリスニング対策に最適

  • ナチュラルスピードで英語耳を鍛えられる

  • 毎日更新される多様なトピック

  • 完全無料で利用可能

Duolingo(デュオリンゴ)

ゲーム感覚で英語を学べる人気アプリ。短いクイズ形式でテンポよく進められるため、スキマ時間に気軽にリスニング練習をしたい人にぴったりです。英検5級〜3級レベルの基礎リスニング力をつけたい初心者に特におすすめ。

リスニング問題では、英語を聞いて文を選択したり、聞き取った内容をタイプする形式で学習できます。ネイティブ音声を繰り返し聞くことで、英語の音とスペルのつながりが自然に身につきます。

また、継続を促す仕組み(XPポイントや連続学習カウント)があり、毎日コツコツ続けやすいのも魅力です。

おすすめポイント:

  • ゲーム感覚で楽しく続けられる

  • 初心者にもわかりやすい構成

  • 英語の音とスペルを同時に習得できる

  • 無料で利用可能(広告なしの有料版もあり)

TED / TED-Ed アプリ

英検準1級〜1級を目指す上級者におすすめのリスニング学習アプリです。世界中のスピーカーによるスピーチやプレゼンテーションを視聴でき、アカデミックかつ実践的な英語力を養うことができます。

TEDアプリでは、字幕のオン・オフ切り替えが可能で、リスニングとリーディングを組み合わせた効率的な学習が可能です。また、再生速度を調整できるため、自分のレベルに合わせて段階的に耳を慣らすこともできます。

一方、TED-Edでは教育的なショートアニメ形式の動画を通じて、リスニング練習と同時に知識も身につけられます。興味のあるテーマを選んで学べるため、モチベーションを維持しながら続けやすいのも魅力です。

おすすめポイント:

  • ネイティブの自然な発音・イントネーションを学べる

  • 字幕機能で内容理解と語彙学習を両立できる

  • アカデミックなトピックで上級リスニング力を養成

  • 無料で利用できる高品質な教材

まとめ

英検のリスニングは、毎日の「英語を聞く量」と「慣れ」の積み重ねがスコアアップの鍵です。リスニングアプリを活用すれば、机に向かわなくてもスマホひとつで本格的な練習ができます。

今回紹介した5つのアプリには、それぞれ得意分野があります。

  • 初心者〜中級者:英検公式スタディギア、Duolingo

  • 中級〜上級者:スタディサプリENGLISH、BBC Learning English

  • 上級者〜実践派:TED / TED-Ed

自分のレベルや目的に合わせて組み合わせれば、英検のリスニング問題が「聞き取れない」から「自然に理解できる」に変わっていきます。今日から少しずつ、耳を英語に慣らす習慣を始めましょう。

よくある質問(FAQs)

どのアプリから始めればいい?(レベル別)

英検5級〜3級はDuolingo、3級〜2級は英検公式スタディギア、準2級〜2級はスタディサプリENGLISH、準1級〜1級はBBC Learning EnglishとTED/TED-Edの組み合わせがおすすめです。

1日どれくらい聴けば効果が出る?

最低20〜30分を目安に、朝と夜で10〜15分ずつ分割すると継続しやすく定着も良くなります。試験前2週間は合計45〜60分に増やすのが理想です。

シャドーイングはどのアプリでできる?

スタディサプリENGLISHはスクリプト&区間リピートでシャドーイングに適しています。BBCやTEDでも字幕と速度調整を使えば同様の練習が可能です。

速度調整は何倍が良い?

理解7割を保てる最速を基準に、0.8〜1.0倍→1.25倍→1.5倍と段階的に上げます。正答率が70%を下回ったら一段階戻すのがコツです。

スクリプトは見るべき?それとも耳だけ?

初回は耳だけ→2回目でスクリプト確認→3回目でスクリプトなし再挑戦、の3サイクルが効率的です。答え合わせ後は難所のみ部分リピート。

無料で十分?有料プランは必要?

基礎固めは無料(BBC、TED、Duolingo)でも可能ですが、級別の模試や弱点分析まで行うならスタディギアやスタディサプリの有料機能が時短になります。

オフラインで学習できる?

アプリにより異なります。事前ダウンロードに対応していれば通学中のトンネルや機内でも学習可能です。試験直前は重要素材を端末に保存しておくと安心です。

英米アクセントはどちらを優先すべき?

英検は多様なアクセントが出題されます。まずは自分が聞き慣れない方(例:イギリス英語=BBC)を重点的に慣らし、バランスを取るのが得策です。

イヤホンとスピーカー、どちらが良い?

細部の聞き取りはカナル型イヤホンが有利。実試験の環境を想定して、時々はスピーカーや生活ノイズ下でも練習しておくと本番耐性が上がります。

進捗はどう測る?

週1回、同難度の素材で「正答率・再生回数・速度設定」を記録。正答率が80%超&速度1.25倍以上で維持できれば次の級・難度へ進みます。

直前2週間の追い込みプランは?

平日:模試形式(スタディギア)20分+弱点パート復習10分+シャドーイング10分。週末:模試2セット+TED/BBCで長めの素材(20〜30分)を1本精聴。

語彙が足りず内容が入ってこない…対処法は?

聞き取れない原因が音か語彙かを切り分けます。内容が分からない場合は頻出語彙を先に補強し、同じ素材を3サイクル(耳→台本→耳)で回します。

5つのアプリはどう組み合わせる?

平日:スタディギア(形式慣れ)+スタディサプリ(技能統合)。週2回:BBC/TEDで実践素材。毎日5分:Duolingoで基礎の耳慣らしと継続習慣を維持。

子ども(小中学生)にも向いている?

Duolingoはゲーミフィケーションで継続しやすく、小中学生にも好相性。レベルによりスタディギアの級別ドリルと併用すると成果が出やすいです。

モチベが続かないときの工夫は?

1日1チャレンジ(最短3分)と連続記録の可視化、週末に好きなトピック(TED-Ed)を「ご褒美学習」に設定して習慣化を途切れさせないのがコツです。

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