フィリピン・セブ島からイランに電話がつながらない

― 留学生を通して知る、いまイランで起きている現実 ―

1. セブ島からでもイランに連絡が取れない異常事態

現在、フィリピン・セブ島からイランへの電話やインターネット通信が非常につながりにくい、あるいは全く機能しない状況が続いています。
通常であれば、国際電話やオンライン通話は当然のように利用できますが、今のイランではそれが当たり前ではなくなっています。

実際に、セブ島からイランへ国際電話をかけても接続できず、メッセージアプリやビデオ通話も利用できないという、平時では考えにくい状況が発生しています。


2. 3D ACADEMYに在籍するイラン人留学生の存在

3D ACADEMYでは現在、アジア・中東・南米・ヨーロッパなど、これまで以上に多様な国籍の留学生が増えている状況です。

その中で、これまでほとんど例のなかったイランからの留学生が1名在籍しています。
彼はイラン国内では著名な大学教授であり、現在はフィリピン・セブ島で長期留学をしています。

彼自身からも話があり、
現在、セブ島からイランにいる家族や知人へ連絡を取ることができない状況が続いています。

国際電話をかけてもつながらず、インターネット回線を利用したメッセージや通話も機能しないため、
家族の近況を確認することすら難しい状態となっています。


3. インターネット遮断という“非日常”が日常になる国

現在のイランでは、政府による大規模なインターネット遮断や通信制限が続いています。

これは単なる回線トラブルではなく、

  • 政治的・社会的混乱への対応

  • 抗議活動や情報拡散を抑える目的

  • 国内外との情報遮断

といった背景による、意図的な通信制御とされています。

その影響で、

  • 海外から家族に連絡できない

  • 安否確認ができない

  • 日常的な情報収集すら困難

という状況が、現地では続いています。


4. 留学生が「家族に連絡できない」という現実

日本やフィリピンのような比較的安定した国に住んでいると、
「家族に連絡が取れない」
という状況自体が、なかなか想像できません。

しかし今回、実際にセブ島にいる留学生が、母国の家族と全く連絡が取れないという現実を目の当たりにし、
私たちはニュースではなく**“人を通して”世界情勢を知る**ことになりました。

彼にとってイランで起きていることは、遠い国の出来事ではなく、
自分の家族・友人・同僚の身に直接関わる問題です。


5. 日本とはあまりにも異なる世界の現実

日本のように、

  • インターネットが常時使える

  • 電話が自由につながる

  • 情報に制限がない

という環境は、世界的に見ると決して当たり前ではありません

今回の出来事を通じて、
「世界には、日本とは比べものにならないほど厳しい環境に置かれている国がある」
という事実を、改めて実感させられました。


6. 簡単にまとめる、現在のイラン情勢

イランの状況(2026年1月時点)

1. 国内情勢:大規模な抗議デモ

イランでは2025年末から現在にかけて、全国規模の抗議デモが続いています。
当初は物価高や失業、通貨下落など経済不満が中心でしたが、次第に政権や体制そのものへの批判へと発展しています。
都市部だけでなく地方にも広がり、学生・労働者・商人など幅広い層が参加しています。

2. 治安・人権状況

政府は治安部隊を動員し、デモに対して強硬な対応を取っています。

  • 多数の逮捕者・死傷者が発生
  • インターネット遮断や通信制限が頻繁に行われている
  • 抗議参加者への重い刑罰や死刑判決の動きも報告されている

このため、国内外で人権状況への強い懸念が高まっています。

3. 経済危機

現在の混乱の最大の背景は深刻な経済悪化です。

  • インフレ率の上昇と通貨の急落
  • 食料品・燃料・家賃など生活必需品の価格高騰
  • 制裁の長期化と政府の経済運営への不信

中間層・低所得層を中心に生活が成り立たない状況が広がっています。

4. 国際関係と地域情勢

  • 欧米諸国は、弾圧を理由にイランへの圧力や制裁を強化
  • 米国との対立は継続しており、経済・外交両面で孤立が深まっている
  • 中東地域では、イスラエルや周辺国との緊張も引き続き不安定要因

国内不安と国際的圧力が同時に進行しています。

5. 今後の見通し

  • 政権は治安機構を維持しており、短期的な体制崩壊の可能性は低い
  • ただし、国民の不満は蓄積しており、長期的な政治変動リスクは高まっている
  • 明確な反体制リーダーや統一組織はまだ不十分

「すぐに変わる」状況ではないものの、不安定な状態が続く可能性が高いと見られています。


7. セブ島という国際的な学びの場だからこそ

セブ島、そして3D ACADEMYには、
さまざまな国・背景・事情を持つ人たちが集まっています。

語学留学は英語を学ぶだけでなく、

  • 異なる価値観に触れる

  • 世界情勢を身近に感じる

  • 他国の現実を「人」を通して知る

そうした経験ができる場でもあります。

今回のイラン人留学生のケースは、
私たちにとっても、世界の現実を考えるきっかけになりました。


まとめ

― 英語学校として、私たちができるサポート ―

現在、セブ島からであってもイランへの電話やインターネットがつながらないという、極めて異例な状況が続いています。
3D ACADEMYにはイラン人留学生が在籍しており、母国にいる家族と連絡が取れないという、非常に不安な状況の中で留学生活を送っています。

イランでは、通信遮断を含む深刻な社会的混乱が続いており、その影響は国内にとどまらず、海外にいる人々の日常生活や精神面にも大きな影響を及ぼしています。
日本で生活していると想像しにくい現実が、今この瞬間も世界のどこかで確実に起きています。

3D ACADEMYは英語学校であると同時に、多国籍・多文化の人々が集まる学びの場です。
国や地域によって置かれている状況は大きく異なり、留学生の中には、言語学習以上に不安や悩みを抱えているケースもあります。

そのため私たちは、

  • 国籍や背景に関係なく、一人ひとりの状況を理解すること

  • 学習面だけでなく、生活面・精神面にも配慮すること

  • 困難な状況にある留学生が、安心して学び続けられる環境を整えること

を、英語学校としての重要な役割だと考えています。

語学留学は、英語力を伸ばすだけの場ではありません。
異なる国の現実に触れ、互いを理解し、支え合うことで、より広い視野を持つきっかけにもなります。

3D ACADEMYはこれからも、
さまざまな国・事情・背景を持つ留学生一人ひとりに寄り添い、安心して学べる環境を提供する英語学校であり続けたいと考えています。


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